ファクタリング 2019.07.08

デイケアサービスにファクタリングをおススメするワケ

デイサービスやデイケアなどの介護事業は、介護報酬の制度上、サービスの提供から実際に入金されるまでに約2か月かかります。介護保険は、売上の1割が利用者負担で、残りの9割は介護保険料から支払われます。多くの資金を用意できる介護事業者であれば、問題はないでしょう。しかし、事業を始めたばかりの介護事業者にとっては、その間スタッフの給料支払いや家賃の支払いなどの資金繰りを考慮して資金計画を立てるのは非常に難しいことです。そんな事業者の方のためにデイケアサービスの資金調達方法にファクタリングが有効である理由を詳しくみていきましょう。

■介護報酬ファクタリングとは
介護報酬ファクタリングとは、国保連(国民健康保険団体連合会)から支払われる予定の介護報酬をファクタリング会社が買い取り、買取金額を介護保険事業者に入金することで早期に現金が調達できるサービスです。
早ければ5~10日程で入金され、介護報酬のタイムラグをぐっと短縮することが可能となります。また、介護業界におけるファクタリングでは他の業界に比べて手数料が安いのも魅力です。というのも、護報酬債権の請求先が国の機関である国保連になるため、支払い遅れや倒産のリスクが低く、ファクタリング会社の方も手数料を抑えてでも買い取りたい債権なのです。しかし、契約するファクタリング会社によって違いがあるため、よく調べる必要があります。

介護ファクタリングのメリット

メリットとしては、銀行融資のような厳格な審査もなく、入金までのスピードも速いという点が挙げられます。介護事業をスタートするときには多額のお金が必要です。そんな事業者にとって、介護報酬が支払われる約2か月後を待つよりも早く資金調達調達が可能なファクタリングが有利なのは明確です。また、融資のように月々の返済が不要なため、ファクタリングの審査では、利用者の返済能力、つまり会社の規模や信用情報を必要としません。ファクタリングの審査で重要視するポイントは、先ほどもお伝えした通り、買取債権の種類と売掛先となります。また、手数料が他の業界よりも安いという点もなるべく資金を抑えたい事業者にとってメリットになります。

介護ファクタリングを利用する際の注意点

介護ファクタリング会社にも手数料や契約内容、解約、契約時の手数料が別途かかる場合など会社によって条件が異なるため、事前によく調べて、自分の事業所にあったファクタリング会社を選択しましょう。また、介護ファクタリングサービスは、当然ですが利用し続ける限り手数料もかかり、経営利益にも負担がかかります。そのため創業時からどのくらいで安定した入金が確保できるか、事業計画をしっかり立て、期間を決めて利用することをお勧めします。また、介護ファクタリングを提供している会社によっては、事業運営に関してアドバイスをしてくれる会社もあるため、事業を始めたばかりの介護事業者の方などはこのようなサポートを検討してみることも大切です。

【まとめ】
いかがでしたでしょうか。デイケアサービスの資金繰りにファクタリングをおススメする理由について解説してきました。介護事業者は、介護報酬を受け取るまでの支払いを考慮して資金計画を立てることが重要なのです。

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