ファクタリング 2022.08.22

ファクタリングに潜むリスクとは?

ファクタリングは、取引先の売掛債権の入金を待たず早期に資金化することが可能ですが、利用にあたってはいくつかのリスクも存在します。
経営を安定させる目的で利用するファクタリングにより、自社を危険にさらしてしまう結果とならないようにまずはそのリスクを正しく理解することが必要です。
それでは、ファクタリングに潜むリスクと、それぞれの対処法について解説していきます。

債務不履行のリスク

1点目は、債務不履行のリスクです。
これは、取引先の倒産や吸収合併などにより、本来であれば自社に支払われるはずの売掛金等が支払われなくなるリスクです。
このリスクは、ファクタリングの利用に関わらず、企業間の取引全般に起こりうるリスクといえます。
債務不履行のリスクに対処するためには、取引先が期日になっても売掛金を支払わない、またはこちらから取引先に対して支払いを催促しても遅延が何度も起きている、というような状況になり次第、契約の解除を検討することが必要となります。
また、売却額が下がるリスクを取り、取引先との債権を早期に譲渡してしまう、という選択もあります。
取引先の経営状態を把握しておくことが重要です。

売掛債権減少のリスク

2点目は、売掛債権減少のリスクです。
これは、取引先から商品が過剰に返品されたり、不当な苦情により返品されたりすることによって返金が発生し、その結果売掛債権が減少するリスクです。
返品率が上昇することで取引先への返金が増加し、その結果、自社の売上が減少することになります。
債権希薄化のリスクを回避するためには、自社の製品が不良品である場合は、まず製品の品質向上を図りそもそもの返品数を減少させましょう。
次に、商品ごとの返品率を分析することも大切です。
自社の返品率を把握することで、予め返品分を売上から外して予算化し、売上見込みの低下を防ぐことが可能となります。

取引先との信頼悪化のリスク

3点目は、信用悪化のリスクです。
ファクタリングを活用して取引先の債権の譲渡をしていることや、担保を提供し資金繰りをしていることが取引先に知られることにより、経営に不安があるのではないかと思われる危険性があります。
新しい取引先や大企業との取引に関わる売掛債権の譲渡を検討している場合は、一度信頼を失うと新たに信頼関係を構築することが難しくなるため、ファクタリングの利用自体をよく検討する必要があります。
債権を譲渡するときには、信頼関係が構築されている取引先等、譲渡の通知によって契約の解除につながらないような取引先を選定することが信頼悪化への対処法につながります。
または、2社間ファクタリングなど、取引先への通知が不要な方法を検討しましょう。

詐欺のリスク

4点目は、悪質業者による詐欺のリスクです。
悪質業者は、ファクタリング業者を名乗り契約者に対して高額な手数料で金銭を貸し付けます。
そして、譲渡債権の回収ができなくなると金銭を更に請求するといった手口を使います。
悪質業者による詐欺への対処法は、ファクタリング契約を締結する前に、手数料や利率が適正であるか等、ファクタリング業者が信頼に値するのかをしっかりと調査をすることが大切です。
事前にファクタリング会社の評判などの調査は行うとさらに安心でしょう。

【まとめ】

ファクタリングを利用する際に発生する可能性のあるリスクについて解説してきました。
ファクタリングを利用する前には、こうした危険性があることを十分に理解し、対処方法もしっかり確認した上で正しく活用することが必要でしょう。

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