ファクタリング 2020.01.30

悪徳ファクタリング会社を見抜くポイント

どの業界にも悪徳業者はいるものです。急いで資金調達をしたいのに、誤って悪徳ファクタリング会社と契約してしまった場合、資金調達以外においてトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。悪徳ファクタリング会社を見抜く8つのポイントを紹介します。

①日本貸金業協会が提供している悪質業者検索ページに掲載されていないか

闇金業者などの悪徳業者がファクタリング会社として事業を行っている場合があります。まずは日本貸金業協会のHPにある悪質業者検索ページにて、ファクタリング会社名を検索し、登録されていないことを確認することが必要です。

②ファクタリング会社のオフィスでの面談があるか

ファクタリングを利用する時には、経営者の信用度や会社の経営状況を確認するため、必ずファクタリング会社のオフィスで面談審査を行います。この面談審査をファクタリング会社のオフィス以外のカフェなどで行う場合は、悪徳業者と疑った方が良いかもしれません。ただしWeb完結型のファクタリング会社の場合は、この面談を行わない場合もあります。この場合は提携先やWeb調査などから判断するのもいいでしょう。

③見積もり内容が詳細に記載されているか

ファクタリングを申し込んだ時に、一般に見積もり査定を行い、買取額の見積もり金額を提示します。見積もりが出せない、見積内容が概算、また不明瞭である場合は悪徳業者である可能性が高いといえます。

④ファクタリング手数料が法外的に高くないか

初めてファクタリングを利用する場合のファクタリング手数料は、売掛金の金額に15%~20%が相場です。この手数料よりも高い金額を請求してきた場合には、悪徳業者といえるでしょう。

⑤契約書はあるか

契約時にはファクタリング契約書や売掛債権譲渡契約書といった契約書は必ず作成され、自社保管分として契約書の控えを渡してもらえます。契約書を作成せずに口約束であったり、また作成されたとしても不明瞭な内容の契約書であったり、契約書の控えがもらえないなどの場合は、契約後に勝手に契約内容が変更されてしまう可能性もあるので取引はしない方がよいといえます。

⑥ファクタリング手数料の入金先口座がファクタリング会社名義であるか

詐欺業者や闇金業者などの悪徳業者は法人名義の口座を作ることができません。提示された入金先口座がファクタリング会社名義ではない場合は、悪徳業者と疑っても良いでしょう。

⑦申込時の必要書類が他社に比べて少なくないか

ファクタリング申込時には、ファクタリング審査のために、自社の全部事項証明書、決算書、試算表、納税証明書、売掛先との取引契約書、売掛金の請求書控え、経営者の本人確認書類など多くの書類が必要となります。また、そのほかに、売掛先との取引状況が確認できる書類も必要です。これらの書類を要求してこない場合は、審査を行うスタンスが薄いので、悪徳業者である可能性が高いでしょう。

⑧担保や保証人を要求されるか

ファクタリングは売掛債権の買取りであって、融資ではありません。融資ではないため、担保や保証人を求められることはないのです。ファクタリング契約時に担保や保証人を要求された場合には、悪徳業者と断定しても良いでしょう。

ファクタリングは、大手企業が参入してこない業界であるため、優良業者か悪徳業者かを見分けるのが大変難しいのが現状です。ファクタリングを利用する場合には、上記8つのポイントに気を付けてファクタリング会社の比較検討を行いましょう。

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