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ファクタリング 2020.02.07

個人事業主がファクタリングを利用するときに注意したいポイント

個人事業主がファクタリングを行うときには、銀行などの金融機関と違い申し込んだ個人の信用よりも、売却する債権(請求書)に重点を置いていることが多く見られます。また利用する側から見ても、そのファクタリング会社が、果たして自分の持っている請求書を買ってくれるのか疑問に思うことでしょう。それでは、個人事業主でのファクタリング利用で注意するポイントを「買う側」と「売る側」それぞれの視点から見ていくことにしましょう。

買う側の視点〜債権(請求書)に価値はあるのか

ファクタリング業者は、ファクタリングを申し込んだ人よりも、売却する請求書の価値を重視します。つまり「信頼性のある請求書であるか?」という点です。ファクタリング会社は、主に次の4つのポイントで債権(請求書)を評価します。

1 請求先がどのような会社か

請求先が倒産しそうな会社や、暴力団など反社会的勢力と関係する会社である場合は、代金を回収できないリスクが高まることから請求書の買取りはまず不可能でしょう。また業種や事業内容により資金繰りが厳しくなりがちな業種・企業と判断された場合も手数料が高くなるような傾向にあります。一方で公的機関や上場企業などの請求書は回収できないリスクがないことから手数料も安く買取ってもらうことができます。

2 商品やサービスを提供済か

ファクタリングは、取引先に商品やサービスを提供し、「売掛金」が発生していることが大前提です。取引が成立し、売掛金が確定していなければ審査には通ることはありません。また近年、架空の請求書でファクタリングを試みる利用者もいることからこの点は厳格にチェックされるようです。

3 決済日が決定しているか

売掛先の企業が小規模であっても、遅延・滞納なく毎月きちんと売掛金が支払われるならばば、審査に通りやすくなります。売掛金が確定し、請求書が発行され、入金日が決定している状態でなければファクタリングは難しいといえるでしょう

4 安定的に入っている売上か

ファクタリングの審査では、「売掛金の入金が確実になされるか否か?」を重視します。つまり、「売掛先の信用力」が必要不可欠です。売掛先の信用力を高めるには、ファクタリングの契約日から、買い取った分の売掛金が支払われるまでの期間が短ければ短いほど良いといえるでしょう。

買う側の視点〜ファクタリング会社を「選ぶ時」に注意したいこと

では、実際ファクタリングを利用する側として、どんなファクタリング会社を選べばいいのでしょうか?ファクタリング会社を選ぶ際に、次の4つのポイントを押さえておきます。

1 実績がある

「実績がある」とは、ファクタリング取引の経験が豊富な会社のことです。設立から何年もの実績があれば、それだけ信頼性もあり、安心感もあります。ファクタリング会社を選ぶ際の、一番重要な部分でもあります。特に個人事業主の場合は、請求書の金額が少額であることから考えても実績は重視したいポイントです。

2 対応がスピーディである

「スピーディ」とは、「資金化のスピードが早い」ことです。資金化のスピードが早いことが特徴のファクタリングですが、スピードを売り文句としている会社であれば、さらに期待できるでしょう。

3 明瞭会計

「明瞭会計」とは、「手数料」が明瞭に提示されているかどうかです。どの会社も基本的に手数料を公開していますが、手数料を公開していない会社も存在します。こういった会社は避けるのが無難でしょう。 

4 定評がある

「定評がある」とは、ファクタリング会社の「信頼性」のことで、その判断基準は「きちんとした情報を公開しているか?」という点です。「手数料」や「利用規約」はもちろん、会社代表名、設立年月日、資本金なども明記されている会社は信頼性が高いといえます。
このように、ファクタリング会社を選ぶ基準にも複数ありますが、どれも必要不可欠なものなので、一つ一つを選定の基準として考えることをお勧めします。

いかがでしょうか。個人事業主がファクタリングを上手に利用するキーポイントは「信用を落とす原因を取り除くこと」です。個人事業を法人化したり、お金の専門家である税理士をつけたりすることで、信用を落とす確立を軽減することができるのです。ファクタリング会社は銀行系やメーカー系、独立系など様々な種類があるので、自分ともっとも相性のいい会社を見極めることも重要なのです。