ビジネスローン 2022.08.04

無担保系ビジネスローンの注意点4つ

ビジネスローンは一般的には無担保型ですが、担保型のものも存在しています。
担保があることで融資を受けやすくなりますが、リスクが高いので利用している方はそれほど多くありません。

気軽に利用できると考えられている無担保型のビジネスローンですが、いくつかの注意点があることも確かです。
それらの注意点を把握しないまま利用してしまうと、のちに後悔してしまう可能性も・・・。

こちらでは無担保型のビジネスローンの注意点を4つに絞って徹底解説します。
無担保型のビジネスローンの利用を検討している方は必見です。

無担保系ビジネスローンの注意点1つ目~金利が高く設定されてしまう~

無担保系ビジネスローンは年利10.0%以上に設定されることが多いです。
担保がないので、業者側にとって極めてリスクが高いからです。

担保があるローンであれば、仮に回収ができなかったとしても担保から一定額を回収できます。回収がゼロになるということはありえません。

しかし無担保型であるとどうでしょうか?
仮に融資先に倒産をされてしまえば、資産などから回収するしかありません。
しかし倒産する企業というのはその資産がない可能性も高いのです。
よって多額の貸し付け金が残っているのに、ほとんど回収できなかった、というケースも出てくることに。

そこで、その回収リスクを引き下げるために金利を高く設定してくるのです。
例えば10%の年利で融資をするとします。
その場合は10%の貸し倒れに数字上は対応できる、ということになりますよね。18%の年利であれば、18%の貸倒れに数字上は対応できるわけです。

ちなみに金利が低いことで有名な銀行融資の金利は年1.0%から3.0%程度です。
金利については圧倒的に銀行融資のほうが有利なのです。

無担保系ビジネスローンの注意点2つ目~自己破産する可能性あり~

返済できなかった場合ですが、経営者が返済義務を負うことになります。
ビジネスローンは保証人不要というケースが多いわけですが、あくまで第三者保証人が不要、ということなのです。
よって経営者は基本的に保証人ということに。

仮に会社が倒産してしまえば、会社としての返済義務はなくなります。倒産とはそういうものです。
そこで業者側は保証人である経営者にターゲットを絞るのです。経営者に対して返済してくるように求めてきます。

でも会社が借りていたお金を個人で返済できるでしょうか?会社が倒産するくらいなので、そんな蓄えはないことがほとんど。
返済ができないのであれば自己破産をして返済を免除してもらうほかありません。

自己破産ということは、資産を失うことにもなります。不動産も当然なくなってしまいます。
家族に迷惑をかける事にもなり、大きな影響がでてしまうのです。

返済計画をしっかりと立てた上で無担保系ビジネスローンは利用しなければなりません。

無担保系ビジネスローンの注意点3つ目~借入期間が短い~

こちらはそれほど大きな注意点とは言えないかもしれません。
基本的に無担保型ビジネスローンは少額融資です。
なので返済期間が短めに設定されているのです。

数十万円の返済を10年や20年待ってくれるわけがありませんからね。
基本的に1年間から数年間で完済しなければなりません。

借入期間が短いということですが、そんなに心配する必要はありません。
そもそも借入金額も低いので、月々の返済額はそれほど高くならないからです。

無担保系ビジネスローンの注意点4つ目~少額融資がメインである~

無担保系ビジネスローンの融資額は数十万円から100万円程度が基準です。
無担保ということもあり、高額融資については積極的ではありません。

銀行融資であれば数千万円や数億円の融資に対応してくれることもあります。

よって無担保系ビジネスローンは短期の運転資金の確保、という利用に向いているのです。高額が必要になりやすい設備投資資金の確保目的として利用するのは難しいです。

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