ビジネスローン 2022.08.03

ビジネスローンの2つの種類~無担保ローンと有担保ローン~

ビジネスローンには2つのタイプがあります。
どちらを利用するのか、ということも考えておかなければなりません。

ビジネスローンの2つのタイプですが、

・無担保ローン
・有担保ローン

の2つとなっています。
こちらではそれぞれの特徴を明らかにします。

自身がどちらを利用したいのかを考えるきっかけにしてもらえたら幸いです。
ちなみにどちらのタイプのビジネスローンを選択するかによってリスクも大きく異なってきます。
リスクについても理解してビジネスローンは利用しましょう。

無担保タイプのビジネスローンの特徴とは

・担保が必要ないローンである
・少額融資がメインである
・審査難易度が有担保ローンと比較して若干高めである

無担保ローンなので、担保は必要ありません。
不動や有価証券、さらに売掛金なども必要ではないのです。資産があまりない、といった状況であったとしても無担保ローンなら利用可能です。

一方で担保が必要ない分、融資額が低めになってしまうことが少なくありません。
担保がない、ということは融資をする側にとってはマイナスなのです。
融資する側にとってはリスクが高い案件、ということになりますからね。
貸し倒れてしまったとしても、担保がないので回収は難しいのが実情。
倒産されてしまい、資産がほとんどなければ、1円も回収できない可能性が出てくるのです。
よってリスクを少しでも引き下げるために、高額の融資は行いません。

一般的に無担保タイプのビジネスローンの融資額は、数十万円から数百万円程度です。1,000万円や2,000万円を超えることも稀にありますが、よほど信用できる経営状態でなければ難しいです。

無担保タイプのビジネスローンの審査難易度は少し高くなります。
あくまで有担担保タイプのビジネスローンと比較して、ということになりますが、担保がないので前述したように業者側にとってはリスクが高いからです。

ただし審査難易度に関しては、あくまで若干、ということなのであまり気にすることはありません。ビジネスローン自体は比較的審査難易度が低いということもあり、少し経営状態が悪いくらいであれば問題なく融資してもらえるケースが多いです。

有担保タイプのビジネスローンの特徴とは?

・担保となるものが必要である
・融資額が高額になる可能性あり
・リスクが高い
・審査難易度が低くなる

有担保タイプなので、必ず担保になるものが必要になります。
ではどのようなものが担保になるのでしょうか?

・土地
・建物
・有価証券(株式)
・売掛金

などがあります。上記のものは、いわゆる資産と呼ばれるものであり、資産を有していなければ利用できないのが有担保タイプのビジネスローンなのです。

融資額に関しては、高額になる可能性もあります。
不動産の価値によってどれだけの貸し出し額になるかは変わってくるからです。
たとえば1億円の価値がある土地を担保に入れたら、1憶円を基準として貸出額が決定します。
業者側としては貸し倒れても1億円相当の土地で回収ができるので、担保の価値を基準として融資額が決定できるわけです。

よって高額の融資が受けられる可能性もあるわけですが、そのかわりにリスクも発生します。
仮に返済に遅れてしまったり返済ができなくなったりしてしまえば、担保に入れたものを手放さなければなりません。
返済を確実に行っていかなければならないということ。
高いリスクが発生するので、十分に注意して利用することが肝心です。

一方でメリットに入ってくるのが審査難易度ですね。
審査難易度に関してはかなり低めに設定されます。
経営状況などはあまり判断材料とされません。
担保となるものが評価できるものと判断されれば、基本的に融資されることになるのです。もし貸し倒れが発生したとしても、担保で回収できるからです。

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