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資金調達 2020.01.15

エクィティファイナンスの方法3 エンジェルとは

エンジェル(エンジェル投資家)とは、創業間もない企業やベンチャー企業に積極的に投資を行う投資家のことです。海外ではエンジェル投資家による有望なベンチャーへの投資は一般的な資金調達方法となっており、スタートアップの企業にとっては主要な資金調達方法の1つとなっているのです。しかしながら日本ではその存在すらあまり知られていないのが実情です。投資額から見ればその差は歴然で、日本と比べてアメリカでは2000倍もの投資額がエンジェル投資家により企業に投資されています。それほどアメリカではエンジェル投資家による出資がモデルというのが定着しているのです。
一方、日本の場合、中小企業の資金調達といえば、いまでも銀行融資や公的融資などの借入によるものが中心です。そのため「出資」という土壌がなく、エンジェル投資家も育っていません。しかしエンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)も登場したことにより、今後日本でもエンジェルによる出資も増加してくるかもしれません。それではエンジェル投資とはどのようなものか実際に見ていくことにしましょう。

エンジェル投資家から資金調達をする方法は?

まずエンジェル投資家から資金調達するための方法について解説します。

①独自性のある実現可能な事業計画をつくる

エンジェル投資家と呼ばれる人は、すでに大企業で成功を収めた資産家などが多く、自身の資産を「夢」や「社会貢献」、「経済発展」といったことを低い確率であっても実現しようという意思がある企業に賛同し投資をするのです。また「次世代の起業家の育成」することも出資の動機となるのです。ですから他の企業のモノマネでは、エンジェル投資家は出資をしてくれません。出資を求める企業としての可能性を事業計画で伝える必要があるのです。
またこれと同時に事業計画書では、「夢」を追うと同時に「実現可能性」も重要な要素となります。エンジェル投資家には、事業で成功をおさめて引退した元経営者なども多いので、実現できない夢には出資をしてくれないのです。ですから具体的なデータや研究開発している独自技術、さらには社長の経歴・実績などを実現可能性のある事業計画にしていく必要があるのです。

②エンジェル投資家はどのように見つけるのか?

エンジェル投資家はコネ、縁故で動くものではありません。よく「知り合いにエンジェル投資家なぞいないから、自社はエンジェル投資家に出資してもらうのは厳しい。」と思う人も多いでしょう。しかしエンジェル投資家が求めているのは「知っている起業家」ではなく、「自分の資産を未来の夢として託せる起業家」です。ですから知り合いであるかどうかなど何の意味も持たないのです。仮に知り合いの資産家に出資してもらえるような場合は、エンジェル投資家とは言えないのです。エンジェル投資家は探すのではなく、作成した事業計画を公開して相手から見つけてもらうものなのです。
例えば事業計画を
・自社ウェブサイトに公開する
・エンジェル投資家サイトに公開する
・クラウドファンディングを募るサイトに公開する
・ニュースリリースなどを通じてビジネス誌への情報公開する
といった取り組みを積極的に行う必要があります。
また自社の事業計画が魅力的なものであれば、勝手にエンジェル投資家が探してくれる可能性があるのです。さらに世界的に通用するビジネスモデルであれば、国内だけでなく海外のエンジェル投資家を探すのも一つの方法ともいえます。

日本でもエンジェル投資家による出資の体制が整備されつつある

日本でもエンジェル投資家による出資も少しずつ整備されてきています。この一例がクラウドファンディングです。クラウドファンディングは、少額の資金で夢を実現するための事業へ投資できる小口の出資を募るクラウドサービスのことで、少額でも多数の人から出資してもらうことで資金調達することができるのです。
さらに出資する側に税制上のメリットのあるエンジェル税制(ベンチャー企業投資促進税制)が登場し、今後はますますベンチャー企業投資も増えることが期待されます。

いかがでしたでしょうか。自分自身のアイデアをもとに個人や法人から出資を募るエンジェル投資家は、アイデアや事業に自身のある起業家には是非ともチャレンジしたい資金調達方法ではないでしょうか。