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資金調達 2019.06.14

企業の資金調達のポイント1 黒字でもお金が足りないことはなぜ起こるのか

企業活動を行ううえで、商品を仕入れ、自社で一旦在庫を抱えた状態から、取引先や消費者に在庫となっている商品を販売するという流れが一般的です。それではこの一連のお金の流れから、なぜ黒字でもお金が足りないことが起きてしまうのかを説明しましょう。

収支のズレ

企業間の売買取引は「掛け取引」という代金支払い方法で行われています。商品やサービスの引き渡しを先に行い、その対価を後から受け取るという方法です。一般的に、対価を受け取るのは1ヶ月後の場合が多いといえます。つまりは、商品が売れても、実際に企業に現金が入ってくるのは1ヶ月後となり、売上の計上と入金のタイミングが異なることで、収支のズレが生じています。同じように、仕入れの場合も、仕入れた商品はすぐに手元に届きますが、仕入れの支払いは1ヶ月後までに支払えば良いのです。
そのように収支のズレが生じていても、その間には仕入れや様々な経費の支払いにお金が必要となります。仕入れの買掛金の支払いと、売掛金の入金について、同時であることは少なく、仕入れを先に行う関係上、買掛金の支払いの方が先となります。買掛金を支払ってから、売掛金の入金があるまでの間、企業は手持ちの資金がない場合には、黒字倒産とならないためにも、資金調達を行う必要があるといえます。損益計算書上では売上が増加し、帳簿上では売掛金として記載するので黒字になりますが、実際には入金されていないので手元に現金が無いという状態になってしまうのです。

売掛金の回収が遅延する

掛け取引の場合は、売り上げた金額を回収するまでの間は、自社にて立て替えている状態となり、収支のズレが生じてしまうことは前述しました。掛け取引を始める時に、取引基本契約書を締結しますが、その契約書に記されている支払期日になっても売掛先から入金がない場合は、注意が必要です。売掛先が資金不足で倒産してしまい、売掛金を回収することができなくなってしまうかもしれないため、すぐに連絡をしましょう。また、たびたび売掛金の回収が遅延することで、支払期日を伸ばすという、支払いサイトを長くしてしまうと、その分、自社の資金繰りを圧迫することになります。

仕入れた商品が売れず在庫が増加する

仕入れた商品は売れるまで会計上は黒字として計上されます。在庫として商品は売却されるまでの期間が長ければ長くなるほど、在庫商品を置いている倉庫の家賃や、企業が在庫を管理するため必要な人件費や管理費などの費用が発生します。それらの理由により黒字として計上されている商品をもっていても、出ていくお金があるため、手元のお金が足りなくなるのです。

固定資産を買ったときは資金だけ減る

固定資産は、土地や建物、設備、有価証券など大きな投資額がかかります。長期にわたり、投資した金額を回収するものであるため、すぐには現金化されることはありません。さらに固定資産を所持していると固定資産税などの税金やその資産の維持費などもかかります。必要のない固定資産は売却し、現金化するのが先決といえるでしょう。

収支が黒字であるのに、お金が足りないことが起きてしまう理由についてご理解いただけましたでしょうか。自社のお金の流れを把握するためには、税理士などから提示された試算表だけではなく、これをもとに実際の入金や支払といったお金の流れを把握する「資金繰り表」を有効活用してみてはいかがでしょうか。