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資金調達 2019.07.28

信用金庫や信用組合の金利はなぜ高いのか

資金調達の中でも、銀行と比べて金利が少し高めといわれている信用金庫や信用組合の融資。資金調達の手段として利用したことがない、という人も多いのではないでしょうか。都市銀行からのプロパー融資の場合は金利が年率0.5%前後であったり、地方銀行から融資を受けた場合では1%台、優良企業ならば年率1%を切る利率で融資を受けられたりすることもあります。このように、都市銀行や地方銀行と比較すると、信用金庫や信用組合の利率は年率2%前後で、信用保証協会の保証が必要な場合はさらに費用が必要なため、トータルで見ると年率が3%を超えていた、ということもあります。一方で、信用金庫や信用組合は、地方の中小・零細企業にとっては安定した資金供給源となっているのが現状です。信用金庫や信用組合の金利はなぜ高いのか、そして金利が高くても信用金庫と信用組合を利用するメリットについて解説します。

信用金庫や信用組合はなぜ金利が高くなるのか

都市銀行や地方銀行と比べて信用金庫や信用組合の金利が高くなる主な理由は、少額の融資(小口融資)が多いため、よりコストが多くかかってしまうことです。信用金庫や信用組合は、都市銀行や地方銀行と比べて保有している金融資産が少なく、貸し付ける金額も比較的少額です。そのため、同じ1億円の融資を行う場合でも、信用金庫や信用組合は100万円を100社に融資する一方で、銀行は1億円を1社に融資することが可能なのです。融資をするための作業としては、営業担当者の訪問や面談、銀行内での稟議などがありますが、100万円の融資を行う場合でも、1億円の融資を行う場合も同様に、融資のコストはほぼ同じであり、融資の件数が多ければ多いほどコストがかかってしまいます。そのコストの分だけ貸し付けるための原価が高くなるため、小口融資を多く行う信用金庫や信用組合はそれだけ金利が高くなるのです。

信用金庫や信用組合を利用するメリット

コストの分だけ貸付原価が高くなることが原因で、信用金庫や信用組合の金利が高いということは、裏を返せば、それだけ中小企業や零細企業向けに多く小口融資を行っている証拠ともいえます。都市銀行や地方銀行は金利が低い分、平均の貸付額が高いため、中小・零細企業にとっては利用しにくい融資でもあります。
それゆえに、多くの中小企業や零細企業は、信用金庫や信用組合を利用しているのです。また、金利が安いということは、その分だけ貸し倒れた際の影響が大きいので、銀行は貸し倒れを回避するため、貸し倒れの可能性がある会社に融資を行うこと渋ります。企業の業績が悪くなってしまった場合にも手を引くのが早く、場合によっては、一度融資したお金を貸しはがししてしまう可能性があり、都市銀行や地方銀行は中小企業や零細企業が安定して融資をしてもらうには適していません。金利が高くても信用金庫や信用組合が利用されるのは、中小企業、零細企業向けに特化し、少額の融資を安定的に行えるというメリットによるものであるといえるのです。

【まとめ】
この記事では信用金庫や信用組合の金利はなぜ高いのか、金利が高くても信用金庫や信用組合を利用するメリットを解説しました。信用金庫や信用組合の金利が高いのは、中小企業、零細企業向けに特化しているからであり、このメリットを踏まえて、自社の状況に合わせた融資を選ぶことが重要でしょう。少額で長く安定的に融資を受けたい場合は、信用金庫や信用組合から融資を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。