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資金調達 2019.06.23

経営者がしっかり理解しておきたい 資金繰り改善のポイント

資金繰り改善には4つのポイントがあります。

①売上債権回収サイトの改善

掛け取引や手形取引によって生じる商品売買におけるズレの期間を「仕入債務支払サイト」「売上債権回収サイト」といいます。
仕入債務支払サイトは長く、売上債権回収サイトは短くなると資金繰りが楽になります。
・仕入債務支払サイト…商品などの仕入債務発生時から資金決済までの期間。
・売上債権回収サイト…商品などの売上債権発生時から資金回収までの期間。
仕入先に対してできるだけ支払を延ばすようにすることで、仕入債務支払サイトを短くすることができます。
また、売掛債権の回収を早めることで売上債権回収サイトを短くすることができます。
売掛債権の回収を早めるには、回収期限のルールを取引先との間で明確にし、担当者の売掛残に対する問題意識を高めることが大切です。
さらに、代金引換や銀行振り込みなどの現金決済条件や支払期日の交渉、手形割引による資金化によって売上債権回収サイトの改善ができます。

②過剰在庫の削減

過剰な在庫による不良在庫は資金繰り悪化につながります。
不良在庫を放置していると、在庫全体に占める割合が高くなり、在庫のスペースが必要になったり、保管のための維持費がかさんだりするので、資金繰りに悪影響を与えます。
売上につながらない在庫は年度末に損失計上して処分する、在庫管理を徹底するなどの対策が必要です。
また、売れない製品(死に筋)の基準を作り、短期サイクルで排除するルールを設けることで、過剰在庫を削減できます。

③売掛金回収リスクの低減

取引先の倒産、売掛金の貸し倒れ等による売掛金回収ができない場合、資金繰りが悪化してしまいます。
得意先の経営状況の変化、手形サイト延長、現金の入金の遅れといった、得意先の倒産のシグナルを見逃さないようにすることが重要です。
また、売掛債権の貸し倒れのリスクを回避するには、保証ファクタリングの活用も有効です。
保証ファクタリングは、取引先の倒産等によって売掛金が回収できなくなった場合に、保証会社が保証金を支払ってくれる仕組みです。
取引先の情報入手を行い、売掛金回収のリスクを回避できるよう、準備しておくとよいでしょう。

④投資の改善

設備投資や人材への投資を行う場合は、その投資が本当に必要なものなのかを検討することが重要になります。
設備投資等では、その投資がもたらしてくれる利益(投資効果)を十分確認してからにしましょう。
また、営業キャッシュフローの範囲内で投資を抑えられない場合は、借入が必要になるため、注意が必要です。
投資のための借入を行った場合、支払利息の発生や元金償還により、資金繰りに影響が出ます。
どうしても借入が必要な場合は、返済原資を確保できるかを確認した上で、投資の実施を検討すべきです。

【まとめ】

経営者として理解しておきたい資金繰り改善のポイントを4つ解説しました。
上記の4つの他にも、貸付金や仮払金、前払金の未回収や不良債権などが資金繰り悪化の原因である場合もあります。
経営者自身が資金繰り改善のポイントを理解して、自社の状況を確認し、資金繰り悪化の原因がどこにあるのかをしっかり認識していくことが重要といえるでしょう。