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資金調達 2019.06.18

開業にまつわるお金の話〜美容院の開業コストと資金調達法

美容院を開業するために必要な資金の相場は1,200万円といいます。「そんなにかかるの?!」と思っている方もいるかもしれません。もちろん、美容院を開業するための物件・内装・広告費などの資金や運転資金など色々とお金がかかります。何にいくらかかるのか、また必要なお金はどうやって調達したらよいのかを解説します。

開業資金

開業資金として考えられる費用・資金を解説します。

物件取得費用

物件を借りる場合には、保証料も必要となり、最近では家賃の6ヶ月分の物件もありますが、一般的な相場は、家賃の10ヶ月分であるといえるのではないでしょうか。例として家賃が25万円の物件を借りる場合、家賃の他に礼金1ヶ月分、仲介手数料1ヶ月分、前家賃2ヶ月分、そして保証料10ヶ月分がかかり、物件取得費用として350万円はかかることになります。

内装工事費用

内装工事費の相場は坪単価40万円程のようです。例えば15坪の物件の場合は、内装工事費用は600万円かかることになります。もしもっと内装工事費用を安く抑えたいのであれば居抜き物件がおすすめだといえるでしょう。居抜き物件の場合、設備は前のオーナーさんから譲り受けることができるため安く抑えられます。

運転資金

開業時の運転資金として、シャンプー剤やカラーリング剤などの材料費50万円に、チラシ配布やホームページ作成などの宣伝広告費50万円、インテリアや雑誌等の諸経費50万円、経営が軌道にのるまでのその他の運転資金300万円という金額が必要であるといえるのではないでしょうか。美容室はほとんどの場合、開店から6ヶ月は赤字だといいます。赤字分をまかなえるくらいの運転資金は用意しておきたいものです。

資金調達方法

開業資金である物件取得費用、内装工事費用、運転資金の金額を合計してみると1,400万円になります。物件の家賃にもよりますが、これだけの資金をどのように調達すべきかを解説します。

日本政策金融公庫の融資制度

日本政策金融公庫は国の金融機関です。ほかの金融機関で審査が通らなくても、日本政策金融公庫なら融資が通る可能性があります。また、低金利のうえ、固定金利であるため、事業計画が立てやすいといえます。ただし、審査に1ヶ月ほど時間がかかり、融資金額の10分の1程の自己資金が必要です。

地方自治体の制度融資(信用保証協会)

各地方自治体が信用保証協会と金融機関と連携して行っている制度融資は、信用保証協会が保証人となって金融機関からお金を借りるしくみとなっています。開業したばかりでも融資が通りやすいというメリットはありますが、融資までには3ヶ月もかかるというデメリットがあります。

補助金・助成金

開業する人のための補助金や助成金があります。創業・事業承継補助金、小規模事業者持続化補助金など様々な種類の補助金や助成金があります。融資とは異なり、返済不要であることがメリットですが、反面、申請手続きが大変であることがデメリットといえるでしょう。

まとめ

美容院を開業する際に必要な開業資金と資金調達方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。資金調達方法として、その他にもリースやクレジットカードの利用、親族からの贈与や借用、そしてクラウドファンディングという方法もあります。
融資を受ける際には自己資金が必要になります。初めて開業する場合には、資金を貸す側も慎重にならざるを得ないため、希望金額よりも融資される金額が少ない場合があります。そのため、自己資金として融資金額の30%くらいは用意しておくほうが良いでしょう。