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資金調達 2019.07.04

飲食店が資金調達に困る理由は?

街中にあふれる数々を目にすると飲食店の開業は簡単なのではないか、と開業を夢見る人もいるでしょう。実際、飲食店の開業数はかなり多いのですが、その半面、短い期間で廃業してしまう店舗も後を絶ちません。その原因は資金調達が上手くいかないことにあります。ではなぜ、飲食店は資金調達に困ってしまうのでしょうか。その理由を解説します。

運転資金不足で開業する人が多い

飲食店を開業するにあたり、十分な資金を準備したつもりでも実は全然足りてないという場合があります。飲食店の開業に必要となる資金は、家賃・保証料・仲介手数料・礼金などの不動産取得費や、厨房設備・食器類などの設備投資だけではありません。
見落としがちなのが、開業後の運転資金です。開業さえしてしまえば、お客が断続的に訪れて売上が出ると思うかもしれません。しかし実際には飲食店が軌道に乗り始めるまでには半年近くの時間がかかる場合が多く、その間の運転資金不足に悩まされている経営者も多いのです。運転資金不足に陥ればすぐに廃業を選ばざるを得ない事態にもなりえます。そのような資金ショートを防ぐためにも開業後半年分の運転資金を用意しておくことが理想です。

来店者数の予想が甘い

飲食店の経営に困っているのは料理の味が悪い店だろう、と思っていませんか。しかし意外なことに、味に自信のある飲食店ほど開業後の資金不足に悩みがちという傾向があります。
なぜかというと、「他店よりも美味しいから客が来るはずだ」と思い込み、来店者数を甘く想定しているからです。開業直後の盛り上がりが落ち着くと、来店者数が激減する可能性もあります。チラシの発行や、雑誌に掲載してもらうなど新規客を呼び込む戦略が必要となるのですが、来店者数を甘く想定している場合には広告費に使える予算がないとなりがちです。また、食材費や人件費・水道光熱費などの出費は客がいない状況でも発生し続けるため、どんどん苦しい状況に追い込まれていくことになるのです。このような状況を防ぐためには、来店数の少ない開業後の数か月間分の運転資金や広告費を準備しておくことが大切です。

キャッシュレス化も現金不足の要因に

飲食店が資金調達に困る原因にキャッシュレス化が進んでいることも挙げられます。現在ではクレジットカード決済だけでなく、スマートフォン決済・電子マネーなど様々なキャッシュレスな支払方法があります。客の利便性を考え導入する飲食店も増えていますが、このような支払方法は飲食店の資金繰りにとって負担となることもあります。キャッシュレスによる売掛債権は回収までに時間がかかるので、手元の現金が枯渇してしまうという事態を引き起こします。

日本政策金融公庫の融資には自己資金要件がある

資金が足りないから調達しようと思ってもそう簡単にはいきません。開業前や開業したての飲食店は信用や実績がなく、銀行の融資を受けることも難しいのです。さらに赤字となればもっと融資を受けるのは難しくなるでしょう。
日本政策金融公庫の創業者向け融資ならば融資を受けられる可能性があり、さらに低金利のため利用を検討する経営者も多いと思います。しかしこれには自己資金要件があり、ある程度の資金を自分で準備しておかねばなりません。

飲食店の経営に簡単そうなイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、以上のように資金調達に苦労するということも少なくありません。飲食店の開業を考えているなら、ちゃんとした事業計画を立て、少なくとも数か月分の運転資金を見越して自己資金を準備しておくことが重要となります。