ファクタリングを初めて利用される方へ
本記事では、ファクタリングにおいて買取が出来ない売掛債権について解説していきます。
ファクタリングを初めて利用される方は是非最後までご覧ください。ファクタリングの流れもお伝えしていきます。
目次
復習「ファクタリング とは?」
ファクタリングとは企業が持っている売掛債権をファクタリング会社が買い取って現金化してくれるサービスです。
また、売掛債権とは企業が取引先に商品やサービスを提供した場合、取引先に対して商品やサービスの代金を請求することができる権利のことです。
その売掛債権はファクタリングできる?
全ての売掛債権がファクタリングできるわけではありません。
売掛債権がファクタリングできるかできないか、明確な基準はありません。
尚且つ、ファクタリング会社ごとに基準が違います。
ここでは、買取ができない可能性がある売掛債権をまとめていきます。
①買取下限金額以下の売掛債権
ファクタリング会社は買い取る債権の下限金額を設定しているところが多いです。
30万円〜50万円に設定している会社が多いです。
また、買取下限金額は1つでの売掛債権額になります。
②売掛先が個人
売掛先が個人や個人事業主の場合、取り扱いができないファクタリング会社が多いです。
③支払日が30日以上先の売掛債権
特に2社間ファクタリングの場合、支払い期日が30日以内のものしか買い取ってくれない会社が多いです。
④請求書や契約書がない売掛債権
売掛債権の有無や詳細を確認する書類が請求書や契約書です。
これがないと買取をしてくれないファクタリング会社が多いです。
⑤支払い期日が明確ではない売掛債権
支払いは納品、サービス完了後と定めている契約もあると思います。
この場合、実際の支払日がいつになるか不明なため、ファクタリングができない場合が多いです。
こちらの記事では、ファクタリングで利用できない売掛債権について解説してきました。
ファクタリングで取り扱える売掛債権は、売掛金が支払われることが確定している確定債権です。確定債権の条件とは、商品の納品・検品が完了していることや売掛金の支払いについて期日や金額が決められていることなどがあります。売掛債権の詳細を確認する請求書や契約書も必要です。ファクタリングは銀行融資に比べて審査が柔軟なことが大きなメリットですが、それは利用者様の経営状況ではなく売掛先企業の信用情報や定期的な売掛金の支払いがされているかを審査しているからです。そのため、確定していない売掛債権は利用できない可能性が高いです。ファクタリングを利用する際は安定した売掛債権にすることがおすすめです。ファクタリング会社も多く存在しますので複数社から見積りをもらい会社選択するようにしましょう。