契約の流れから見るファクタリング取引
「ファクタリング」というワードを見たことのある方、聞いたことのある方も多いかと思います。
ファクタリングとは、所有している売掛債権をファクタリング会社が買取り、入金期日前に早期現金化する比較的新しい資金調達方法ですが、
では一体どうやって申し込み、契約を締結しているのでしょうか。
また、契約したけどその後はどうするの?
今回は、ファクタリングの申込から契約までの流れを順を追って説明します。
目次
①ファクタリング会社を見つけて申し込む
日本には数多くのファクタリング会社があります。
インターネットで、「ファクタリング」と検索すると簡単にファクタリング会社を見つけることができます。
その中で申し込みたいというファクタリング会社を見つけて申し込みます。
申し込み方法は電話、メール、FAXなどファクタリング会社によってまちまちです。
②申し込み内容を基にファクタリング会社が審査
申し込みが入りますとファクタリング会社は審査を行います。
主に審査で見られるのは売掛金の内容です。
また、会社の経営状況も見られるケースが多いです。
ですが、銀行融資とは違い決算状況などはあまり見られません。
逆に、税金の滞納や社会保険料の滞納があるかは見られ審査に結果に大きく影響します。
申し込み後に審査段階で納税証明書などの追加書類を求められるケースもあります。
③審査完了後、契約書の締結
無事に審査が完了した場合、契約書を締結させます。
契約の際、登記をする場合は法務局に提出する書類も作成します。
契約書の締結、書類の作成が完了したら、、、
④ファクタリング会社から入金
審査完了、契約の締結でようやくファクタリング会社から入金されます。
口座への振込や直接現金手渡しなどファクタリング 会社によってまちまちです。
④売掛先から入金後、ファクタリング会社にお支払い
売掛先から入金期日までに入金があったら、その金額をファクタリング会社にお支払いします。
これがファクタリング契約の一連の流れです。
契約まで辿り着けば、あとは売掛先からの入金後にファクタリング会社へ支払いをするだけなので非常にシンプルです。
ファクタリング契約の流れを把握しておくことは、後々ファクタリングを利用する際に大いに役立つでしょう。
次回では、失敗しないファクタリング会社の選び方、ファクタリング申し込みで注意しないといけないこと、審査が通るケースと落ちるケースのポイントなどを説明していきます。